航空大学校3次試験に向けて

航空大学校2次試験:身体検査B(脳波検査)の合格発表が近づいてきました。

年明け早々には3次試験があると思いますが、例年 個人面接と操縦適性試験が行われています。

パイロット養成学校のイメージから操縦適性試験が注目されがちですが、個人面接50%、操縦適性50%の評価配分ではないかと思います。

その理由は、航空技術の進歩や安全研究の結果、航空機自体の安全性は非常に高いレベルにまで達しているのですが、未だにヒューマンエラーによる事故が続き大きな課題となっているからです。

操縦技術の向上は訓練で対応できますが、人間内部に存在する安全阻害要因は個々の人格や性格から派生するためその対応が難しく、最近の航空適性試験は面接重視の傾向にあります。

特にエアラインはその傾向が強く、自社養成などを目指されている方は注意してください。

航空大学校3次試験の操縦適性試験については前回までのCR-12型FTDからSR22型FTDに変更される可能性もあり、アナログコックピットとグラスコックピットの違いなどで戸惑うことがあるかも知れません。3次試験まで来ると合格確立も75%近く、つい安心しがちですが面接試験への心構えを始めいかなることにも油断せずに望んでください。フライトアミューズ