航空学生(自衛隊)平成31年受験進行中

秋も深まり今年も自衛隊航空学生の受験が進行中です。

既に操縦適性試験の段階に来ており、今月の中旬から12月上旬にかけて山口県防府基地、静岡県静浜基地で操縦適性試験が行われるようです。

航空学生の適性試験は実機による実際の飛行試験(最近は経費の面で珍しくなった)ですので受験者にとってはハラハラドキドキの体験になることでしょう。

また数日間 基地に泊まり込んでの試験ですから自衛隊の生活や実際の飛行訓練も見ることが出来ますのでこの機会を大切にしてください。

さらに、使用機材がT7(最新鋭ターボプロップ初等練習機)が魅力的ですね!

さすが!ジェット戦闘機を視野に入れたハイレベルなスタートです。

そのようなパイロットを目指す航空学生の操縦適性試験は民間のパイロット試験とは異なる特徴があります。 それは外の景色の見え方で機体(自分)の空中姿勢を認識する能力を評価する点です。

受験者のほとんどが操縦経験など無い訳ですからエンジン音だけで圧倒され、ましてや実際に離陸して空中に身を置かれれば誰でも緊張で頭が真っ白になります。

もちろん、事前に試験科目の飛行パターンや操作方法などを座学で教わりますのでそれらをしっかりと学び、与えられる勉強時間に暗記やイメージトレーニングをしてください。

飛行訓練に必要な基本適性と意欲を見られる試験ですので受験者それぞれに差が出易い試験ではありますが諦めないでください。 適性は特別な事情の無い限り誰にでもあるものですので、興味のある方や不安をお持ちの方はフライトアミューズのホームページで航空適性コースをご覧ください。

 

最後に重要なことを一つ、一緒に受験する受験者は競争相手や敵ではありません!

むしろ合格後は同期としてクラスメートとして厳しい訓練を力を合わせて乗り越えていく仲間です。

グループ毎の受験になりますが、自分だけ通れば良いなどと言った考えを持たず、協力志向の会話を

して助け合ってください。 仲の良いグループほど合格者が多いと言うデータもあります。

・パイロットの資質云々の前に、まずはバランスの取れた社会人であることが一番大切です。

・健全な学生生活を送り周囲への感謝を忘れず調和の取れた人間性が評価されます。

・その上で、自衛隊のパイロットと言う仕事に抱く夢、理想、希望、情熱、責任、ひいては自分

 なりに考えた心構えや資質を明確に持ってください。