2018年7月の1次試験から始まった航空大学校の受験も終盤を迎えつつあります。
1次試験の合格者が350名 → 2次試験(身体検査)+ 再検 → 合格者146名 → 脳波検査(11月下旬)
→ 3次試験(面接試験、操縦適性試験) → 募集定員108名に絞られていきます。
脳波検査はその方の脳内深部に関わることで、何とも言えないものですので ❝ 神様の言う通り ❞ で
受けるしかありません。
さて次の3次試験の面接と操縦適性試験ですが、いくつか注意点を申し上げたいと思います。
【面接試験】
・パイロットの資質云々の前に、まずはバランスの取れた社会人であることが一番大切です。
・健全な学生生活を送り周囲への感謝を忘れず調和の取れた人間性が評価されます。
・その上で、パイロットと言う職業に抱く夢、理想、希望、情熱、責任、ひいては自分なりに考え
た ❝ 機長として ❞ ❝ 副操縦士として ❞ の心構えや資質を明確に答えられることが大切です。
かと言って特別なスーパー青年が求められている訳ではありません。
自信を持って輪郭のハッキリした姿や個性を表現してください。
【操縦適性試験】
既に2次試験合格者には試験日程と時間割も伝えられていますが、航空大学校の操縦適性試験は模擬
飛行装置(FTD:Flight Training Device)を用いて操縦適性を直接的に評価するものです。
基本的な飛行科目について評価されますが、事前に丁寧な説明がありますので普通の理解力と順応性
と運動処理能力があれば大丈夫です。
一般的にこれらを適性などと言いますが、短時間の試験で評価されるため器用(取っ付きが良い)な人
が有利になることは確かです。 しかし、適性は余程の事情の無い限り誰にでもあるものですので、興味のある方や不安をお持ちの方はフライトアミューズ ホームページの航空適性コースをご覧ください。 かく言う私が不器用な方でありましたから…。
最後に重要なことを一つ、一緒に受験する受験者は競争相手や敵ではありません!
むしろ合格後は同期としてクラスメートとして厳しい訓練を力を合わせて乗り越えていく仲間です。
グループ毎の受験になりますが、自分だけ通れば良いなどと言った考えを持たず、協力志向の会話を
して助け合ってください。 仲の良いグループほど合格者が多いと言うデータもあります。